「はじめてのアコム」でおなじみのアコムに過払い請求をするときのポイント

「初・め・て・のアコム」をテレビCMで見かけることの多い、貸金業者でお馴染みのアコム。平成18年よりも前「昔、高い金利で借りていていたんだけど……」という人に、アコムから過払い請求をする方法について解説しましょう。

アコムってどんな会社？

アコムは大手「三菱東京UFJフィナンシャルグループ」の連結子会社です。消費者金融の中で唯一マスターカードがライセンスを与えている会社でアコムマスターカードを発行しています。

また2009年にDCキャッシュワンと合併をし、業界でもかなり大きな消費者金融会社となり、耳にしない日はないといっても過言ではないでしょう。

アコムの過払い金請求の方法と注意点

先述のとおり、アコムは三菱東京フィナンシャルグループの子会社なので経営が安定しています。

ただ、業績悪化に伴い過払い金返還請求への対応は年々厳しくなってきています。アコムへの過払い請求は、早ければ早い方がいいという状況です。

司法書士や弁護士に過払い金請求の依頼をした際、裁判外の交渉でも、ある程度の過払い金を回収することができています。

しかし、アコムも含め貸金業者は、裁判外の交渉では過払い金の元金は認めても、利息を付けることを認めません。

そもそも過払利息とは過払い金が発生したときから発生する遅延損害金のようなもので、過払利息を充当して計算したときの過払金と、充当しないで計算したときの過払金ではその金額に相当の開きが出てきます。

裁判では、過払利息を充当することについて、まず利息を含める様に言われますから過払利息も含めた過払金を回収すべきです。よって、過払金の交渉する場合でも裁判を提起したうえで和解交渉をするのが良いといえます。

しかし、過払い金返還の提案額が減少傾向にあり、また返還の時期も従来より遅くなる傾向にあります。満額の過払い請求を望む場合は、裁判をする必要があります。

アコムへの過払い請求の方法

まず、過払い金が生じていても貸金業者から「あなたには過払い金がありますよ」などと教えてくれることはありません。つまり、自分で行動して請求をしない限り、払い過ぎたお金は戻ってこないのです。

「過払い請求を自分でしてみよう」という人もいるのですが、各貸金業者も過払い金請求が殺到している状況ですので、業者によっても対応は様々で、まず個人で請求しても低い額の提案がきますので、交渉が難航する傾向にあります。

司法書士や弁護士に依頼すれば、面倒な交渉なども代わりにやってくれるので、直接アコムと電話で話す必要もなければ、手間もかかりません。専門家に依頼をするメリットは専門的な知識を有し、高い交渉力を持ち、ご依頼者様に手間がかからないところにあります。

アコムマスターカードご利用の方は注意！

かなり前から、アコムで借り入れされていた人には関係ありませんが、アコムはマスターカードのメンバーとなりショッピング機能が付帯しているカードも増えてきました。

過払い金はキャッシング取引を利用していた場合発生するものになりますのでショッピング機能のご利用のみでは過払い金は発生しません。

また仮に過払い金が発生していたとしてもショッピングに残高があればその残高と相殺になります。さらに過払い金請求を進めた場合にはマスターカードのショッピング機能も解約扱いになりますので注意が必要です。

DCキャッシュワン時代からご利用されている方は注意！

2009年に合併されたDCキャッシュワン（旧称：東京三菱キャッシュワン）は銀行系消費者金融会社といい、法律を守って法定内利率で貸し付けしていた貸金業者です。

そのため、DCキャッシュワンご利用の方では過払い金は発生しないため、過払い金請求もできないということになります。

2012年、アコムはDCキャッシュワン事業をじぶん銀行に分割譲渡しましたが、その後も引き続きDCキャッシュワンの保証会社になっています。よって、アコムに過払金請求をする場合、DCキャッシュワンに債務が残っていれば、その債務額がアコムの過払い金と相殺されることになるので、注意が必要です。

また、アコムは、三菱東京UFJ銀行グループ（MUFG）で、バンクイック（三菱ＵＦＪ銀行のカードローン）の保証会社になっていますから、バンクイックを利用している場合も同様の注意が必要です。

アコムで過払い金請求をする時のまとめ

日常よく耳にするアコムも過払い請求の対応は年々厳しくなってきています。

昔お世話になったから・・昔の事を蒸し返すのは嫌だなぁ、という方がよくいらっしゃいますが過払い金というのは　払わなければならない利息ではなく、払わなくて良かった利息を　返してもらう手続きなんです。取り戻せるうちにちゃんと取り戻しましょう。

「もしかしたら自分にも過払い金があるかも」と思っている人は、早めに過払い金の有無を調査してみてください。

シン・イストワール法律事務所では過払金の相談、あるかないかの調査まで無料で行っております。気になる方はまずお電話ください、