プロミス

有名タレントを使ったCMで見かけることの多い、貸金業者としてお馴染みのプロミス。「昔、高い金利で借りていて、払い過ぎた利息があるんだけど……」という人に、プロミスから過払い金を取り戻す方法について解説しましょう。

プロミスってどんな会社?

プロミスの正式名称は「SMBCコンシューマーファイナンス」といいます。2007年に三洋信販(ポケットバンク)、2011年にアットローンを吸収合併しています。

そして2012年4月に、三井住友フィナンシャルグループの完全子会社となったため、業界でもかなり大きな消費者金融会社となりました。今ではCMで見ない日はないといってもよいでしょう

プロミスの過払い金請求の方法と注意点

先述のとおり、プロミスは三井住友フィナンシャルグループの子会社なので経営が安定しています。銀行系の大手消費者金融会社は、中小の消費者金融に比べると過払い金の返還率は非常に高いです。

司法書士や弁護士に過払い金請求の依頼をした際、現状では通常裁判をしないケースでも、かなりの確率で過払い金を回収することができています。

しかし、どの貸金業者も以前のよう業績は良好ではなくむしろ悪化しています。これは総量規制による貸付額抑制(借入は年収の3分の1まで)のほか、法定内金利では収益自体も低いうえ、未だに過払い金返金の負担が減らないからです。

このような背景もあり、平成29年位からはどの貸金業者も、過払い金返還の提案額が減少傾向にあり、また返還の時期も従来より遅くなる傾向にあります。満額の過払い金請求を望む場合は、早めに裁判をする必要があります。

プロミスへの過払い金請求の方法

まず、過払い金が生じていても貸金業者から「あなたには過払い金がありますよ」などと教えてくれることはありません。つまり、自分で行動して請求をしない限り、払い過ぎたお金は戻ってこないのです。

「過払い金請求を自分でしてみよう」という人もいるのですが、各貸金業者も過払い金請求が殺到している状況ですので、個人で請求しても満額の交渉に応じてくれることは少なく、交渉が難航する傾向にあります。

司法書士や弁護士に依頼すれば、面倒な交渉なども代わりにやってくれるので、直接プロミスと電話で話す必要もなければ、手間もかかりません。専門家に依頼をしたほうがよいと言えます。

ただし、過払い金が140万円を超えている場合、司法書士には交渉代理権がありませんのでご注意ください。

借り入れ先が「プロミス」という名前じゃないんだけど…

以前から、プロミスで借り入れされていた人には関係ありませんが、合併などによって以前とは違う会社名で借り入れされていた人でも、プロミスに過払い金請求できるパターンがあります。会社名が違うということで諦める必要はありません。

プロミスに過払い金請求する代表的な例

ポケットバンクや、三洋信販と過去に取引をしていた人は、現在はプロミスと合併していますのでプロミスに対して、過払い金請求をすることとなりますので問題ありません。

また、クオークローン(クラヴィス)やサンライフ切り替え等、債権譲渡によりプロミスと取引したという人は次の様な、いくつかのケースがあります。
クオークローン時代(さらに以前の取引はリッチ・ぷらっとなど)の取引があり、プロミスに債権が移った人は、プロミスの過払い金調査をした時点で、以前取引があったのが判明するケースがあります。このケースは、クラヴィスから開示された取引履歴と、プロミスから開示された取引履歴をつなげて過払い金を一連計算することになります。

最高裁平成23年9月30日判決はクラヴィスからプロミスに契約を切り替えた場合でも過払い金は一連計算すると判断しました。

どの程度、過払い金が取り戻せるかはケースにより若干異なります。

ただし、同じく合併された旧アットローンは銀行系消費者金融会社といい、法律を守って法定内利率で貸し付けしていた貸金業者です。そのため、旧アットローンでは過払い金は発生しないため、過払い金請求もできないということになります。

まとめ

経営状態もよく、過払い金請求も高い金額で返還するプロミス。(最近、裁判は長期化の傾向にありますが・・)

シン・イストワール法律事務所では電話相談から過払い金があるかないかの調査まで無料で行なっております。

現在の会社名でなくとも、合併された貸金業者からの借り入れの記憶がある人や、以前にプロミスからお金を借りて完済していて、「もしかしたら自分にも過払い金があるかも」と思っている人は、早めに過払い金の有無を調査してみてください。

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