「どうする?アイフル」でおなじみのアイフルに過払い請求をするときのポイント

アイフルに過払い金請求をするときのポイント

今話題の人気芸人や女優さんが登場するCMでお馴染みの貸金業者のアイフル。

「昔、高い金利で借りていていたんだけど……」という人に、アイフルから過払い金請求をする方法について解説しましょう。

アイフルってどんな会社?

アイフルは京都市に本社のある国内最大の独立系消費者金融会社です。2006年、アイフル深刻な経営難に陥ったため、「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続)」を利用して再建を図ることにしました。

そして5年間で大規模なリストラや経費削減に取り組み2014年7月に事業再生期間が終了しています。一時は倒産の危機を噂されたアイフルですが、現在はある程度の経営状況が安定していると言われていますが業績がそれほどよいわけでもありません。

アイフルの過払い金請求の方法と注意点

先述のような経営状況から、アイフルへの過払い請求自体は可能ですが、他の銀行系グループに入っている消費者金融業者(アコム・プロミス・レイクなど)と比べても、全く異なった大変厳しいものとされています。

過払い還請求を訴訟によらず、裁判外の交渉で和解をする場合、アイフルの提示額は通常発生している過払い金の3割から4割程度といわれています。

仮に100万円払いすぎた利息があったとしても30万から40万の返金を提案してくるということです。

しかも返金までの期間も1年以上はかかるようで、満足できる金額を支払ってもらえる状況ではなく、迅速な対応も期待できません。

アイフルから和解で提示された以上の金額の返還を求めるためには、裁判をして過払い請求をするという方法がありますが、裁判をしてもアイフルは徹底抗戦で控訴してくることが多く、取り戻すには1年~2年かかるのが現状です。

【重要なポイント】難易度の高いアイフルの過払い金請求は司法書士事務所、弁護士事務所によって大きく返還額に差が出る

本来、過払い金は不当利得ですから満額返還されるのが当たり前です。しかしアイフルは良くても払いすぎた過払金の5割位でそれ以上の和解金額を提示しようとしません。

裁判外交渉ではどれだけ時間をかけてもアイフルは一切妥協しません。そのため、裁判を嫌う司法書士事務所・弁護士事務所は仕方なく3割〜4割で和解するところが多く、逆に先述の通り業績が芳しくないので、ご依頼者様に対し「アイフルが破綻するおそれがある、破綻すると過払い金が取り戻せない」「訴訟すると時間がかかる」などと言って、低額での和解を説得しているのが実情です。

これは、ほとんどの弁護士事務所や司法書士事務所がアイフルと徹底抗戦したがらないからです。アイフルに対する過払金請求の対応如何でその事務所のカラーがうかがえるかもしれません。シン・イストワール法律事務所では、仮に期間が長くなったとしても返還額3割〜4割ではあまりにも低すぎるので全件徹底的に裁判をして高額の過払い金を取り戻す数少ない法律事務所です。

もちろん状況によって金額が下がったりすることもありますが、アイフルで借り入れがあった方、他事務所で低額で和解を提案された方がいらっしゃいましたら是非一度ご相談ください。

アイフルへの過払い請求の方法

まず、過払い金が生じていても貸金業者から「あなたには過払い金がありますよ」などと教えてくれることはありません。つまり、自分で行動して請求をしない限り、払い過ぎたお金は戻ってこないのです。

「過払い請求を自分でしてみよう」という人もいるのですが、各貸金業者も過払い金請求が殺到している状況ですので、対応に時間がかかったり取り合ってくれない可能性もあります。

またご自身で取引履歴を取り寄せて引き直し計算をして金額を算出しなければいけないのでかなりの手間がかかります。

司法書士や弁護士に依頼すれば、面倒な交渉なども代わりにやってくれるので、直接アイフルと電話で話す必要もなければ、書類も届きませんので家族や知人にばれてしまう心配もありません。専門家に依頼をするメリットは高い交渉力と手間がかからないところにあります。

またアイフルは、他の消費者金融と違い、対応も厳しく法律の専門家ですら音を上げる業者ですからご自身で過払い金請求をするとしてもかなり減額された金額になってしまいます。

アイフルの過払い金請求は結局、自分でやると「労多く益なし」という結果になるのです。

不動産担保ローンでご利用の方も過払い請求可能

アイフルはかつて、不動産担保ローン取引(リボ払い)というものもあり、高額で違法な利息を取っていました。アイフルの不動産担保ローンは、不動産担保を設定する以外は通常のキャッシング取引とほぼ変わりありません。(限度額までは繰り返し借入れと返済が可能)

一般的に、過払金が発生するのはキャッシングと呼ばれる取引でお金を借りていた場合ですので、買い物の時にカード出して品物を買うショッピング取引や、車のローン等、ローンを組んだ方は過払い金請求の対象外となります。

不動産が担保に入っていれば本来低金利であることが多いですが、アイフルの不動産担保ローンについてはかつて法律の上限を超える利息を徴収していたので、過払い請求が可能です。しかも、不動産担保ローンは限度額が100~200万円くらいのため利用額も多く、通常の無担保小口のキャッシング取引よりも過払い金が多く発生するのです。

アイフルを平成20年以前で利用した記憶があるなら、詳細がわからなくても徹底的に戦ってくれる司法書士や弁護士に相談することがよいでしょう。

支払が終わってから10年たつと時効が成立

日常よく耳にする過払い請求も最高裁で認められてから大分年月が経過しました。

過払い金はお支払が終わってから10年で時効です。(お支払いが終わってからです。契約してから10年ではありません。)

昔の事を蒸し返すのは嫌だなぁ、という方がよくいらっしゃいますが時効になってしまうと一切取り戻す事ができなくなってしまいます。取り戻せるうちにちゃんと取り戻しましょう。

まとめ

アイフルは未だに続く多数の過払い金請求のため、年々業績が悪化し過払い金請求の対応は厳しくなってきています。

過払い金請求をすると業者から嫌がらせを受けたり、もうカードが作れなくなってしまう。とお思いの方もたくさんいらっしゃいますが必ずしもその様なことはありません。

返済を続けながら過払い金を調査することも可能です。(調べてみるだけ、取引履歴を取り寄せるだけなら債務整理にはなりません)

調査の結果、払いすぎて過払いとなっていればもう支払う必要はないうえに過払い金を取り戻すことができます。もちろん、ローン審査に不利になると言われている信用情報にも載りません。

「もしかしたら自分にも過払い金があるかも」と思っている人は、早めに過払い金の有無を調査してみてください。

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